【ダイキン業務用エアコン】エラーコード「E6」の原因と直し方!修理と買い替えの比較

ダイキンの業務用エアコンに表示される「E6」は、圧縮機(コンプレッサー)に過大な電流が流れたことを検知して停止した状態です。 圧縮機はエアコンの心臓部にあたり、機器の中で最も高価な部品です。

ただし、E6が出たからといって必ず圧縮機の交換になるわけではありません。 センサーや電磁開閉器といった、比較的安価な部品が原因のこともあります。 この記事では、E6の原因の切り分け方、部位ごとの修理費、 そしてどこから先は入れ替えたほうが安いのかを、金額を出してご説明します。

先にお伝えしたいこと:リセットの繰り返しは絶対に避けてください

E6は圧縮機を守るために出ているエラーです。表示が消えるまでブレーカーの入れ直しを繰り返すと、 保護が働かないまま無理に回すことになり、圧縮機が焼き付きます。

焼き付くと内部の金属粉が冷媒とともに配管全体に回ります。こうなると圧縮機を替えるだけでは済まず、 配管の洗浄や交換まで必要になり、修理費が一気に膨らみます。 2回リセットして再発した時点で、運転を止めてご相談ください。

E6エラーは何を知らせているのか

圧縮機は、冷媒を圧縮して循環させるモーターです。 このモーターに設計以上の電流が流れたとき、機器は自分を守るために運転を止め、E6を表示します。

電流が過大になる理由は大きく2つです。圧縮機そのものが回りづらくなっているか、 電流を測っている側・制御している側が誤った値を出しているかです。 前者なら高額な修理、後者なら比較的安く済みます。この見極めが最初の分岐点になります。

原因と修理費の目安

ダイキンの資料では、E6の要因として「圧縮機の不具合」「定速圧縮機用電磁開閉器の不具合」 「定速圧縮機用電流センサーの不具合」「高圧・低圧圧力センサーの不具合」「インバータ基板の不具合」 が挙げられています。現場での頻度と費用は次のとおりです。

原因見分け方の目安修理費の目安
電流センサー・圧力センサーの不良圧縮機は正常に回るのにE6が出る¥30,000〜¥70,000
電磁開閉器(マグネットスイッチ)の不良接点の摩耗。起動時に異音がする¥35,000〜¥80,000
インバータ基板の不良雷の後に多い。基板の焦げ跡¥80,000〜¥150,000
圧縮機の不良(起動不良・ロック)起動しようとしてすぐ止まる。うなり音¥180,000〜¥450,000
圧縮機の焼き付き(配管汚染あり)焦げた臭い。リセットを繰り返した後¥350,000〜

税別・1台あたりの概算です。部品代・技術料・出張費・冷媒の回収と再充填を含みます。 馬力が大きい機種、屋上設置でクレーンが必要な場合は上振れします。 圧縮機交換では冷媒をいったん回収し、真空引きのうえ再充填するため、作業時間も1日近くかかります。

E6のうち、圧縮機が原因なのはどれくらいか

当社の対応実績では、設置10年未満ならセンサー・基板系が多く、10年を超えると圧縮機そのものの比率が上がります。 圧縮機は稼働時間に比例して摩耗する部品なので、これは避けられません。 飲食店のように長時間・高負荷で使う環境では、10年を待たずに寿命が来ることもあります。

自分でできることは、ほぼありません

してよいこと

ブレーカーの入れ直し(1回だけ)。 リモコンで運転を停止 → ブレーカーを落とす → 5分以上待つ → 入れ直す → 10分ほど待ってから運転。 一時的な電圧変動が原因なら、これで復帰することがあります。 復帰したらその日付を控えておいてください。再発までの間隔が、劣化の進み具合を示します。

してはいけないこと

室外機の電装box(フタの中)を開けること。 業務用エアコンの多くは三相200Vで、感電すれば命に関わります。 電気工事士の資格が必要な範囲であり、無資格での作業は法令違反にあたります。

エラーが出たまま運転を続けること。 前述のとおり、焼き付きに発展すると修理費が倍以上になります。 「まだ冷えるから」と使い続けるのが、いちばん高くつくパターンです。

修理と入れ替え、どちらが安いか

E6で圧縮機の交換が必要と分かったとき、多くの方が迷われます。 判断の基準はシンプルで、修理費が入れ替え費用の半分を超えるかどうかです。

比較項目圧縮機を交換する機器ごと入れ替える
費用(3馬力・天井カセット形の例)¥180,000〜¥450,000¥380,000〜¥600,000
直る範囲圧縮機のみ。他の部品は今までどおりすべて新品になります
保証交換した部品のみ・短期メーカー保証が付きます
電気代変わりませんおおむね2〜3割下がります
次の故障他の部品が寿命を迎えます当面ありません
工事日部品の取り寄せ待ち夜間・定休日を指定できます
圧縮機が壊れる機体は、ほかの部品も同じだけ使われています

圧縮機は最も負荷のかかる部品なので、真っ先に寿命が来ます。 しかしファンモーターも、基板も、ドレンポンプも、同じ年数だけ動いてきました。 高額な圧縮機を替えた翌年に別の部品が壊れるというのは、実際によくある展開です。

設置10年を超えた機体で圧縮機交換の見積りが出たときは、 入れ替えの見積りも並べて、5年間の総額で比べてみてください。

部品が手に入らないこともあります

メーカーが補修用の部品を持っている期間は、その機種の製造が終わってからおよそ9年です。 設置から12年前後を過ぎた機種では、圧縮機の在庫が尽きていることが珍しくありません。 このとき起きるのは「修理費が高い」ではなく、「修理を受けられない」という結論です。 真夏にそう言われてから動くと、機器の手配と工事日程で数週間止まることになります。

無料でお調べします

E6が出たら、まず「圧縮機かどうか」と
「部品が残っているか」を確かめてください

E6はセンサー交換の3万円で済むこともあれば、圧縮機交換で40万円を超えることもあります。 この差が分からないまま業者を呼ぶと、提示された金額が妥当なのか判断できません。 型番と設置年をお知らせいただければ、部品の在庫状況を含めてお調べします。 型番は室外機の側面にあるシールに書かれています。

  • メーカーへの部品在庫の照会を無料で代行します
  • 圧縮機を交換した場合と、入れ替えた場合の金額を両方お出しします
  • 5年間の総額で比べられる形にしてご提示します
  • 入れ替える場合も、営業を止めない夜間・定休日の工事で対応します
  • その場でのご契約は不要です。判断材料だけお持ち帰りください
受付 9:00〜18:00/土日・夜間の工事も承ります

よくあるご質問

E6が出ましたが、まだ冷えています。急いだほうがいいですか

急いでください。E6は圧縮機に無理がかかっている状態を知らせています。 冷えているうちに点検すれば、原因がセンサー側だった場合に安く済みますし、 圧縮機側だったとしても焼き付く前なら選択肢が残ります。 完全に止まってからでは、いちばん高い結果になりやすいです。

圧縮機だけ中古品に替えることはできますか

おすすめしていません。圧縮機は稼働時間の分だけ摩耗する部品で、 中古品は残り寿命が読めません。冷媒の回収・真空引き・再充填という手間は新品と同じだけかかるため、 工賃は変わらず、保証だけが失われます。結果的に割高になることが多い選択です。

雷が落ちた後にE6が出ました。保険は使えますか

火災保険や店舗総合保険に落雷による設備の損害が含まれていれば、対象となる場合があります。 修理または入れ替えの見積書と、落雷が原因である旨の報告書が必要になることが多いため、 当社では書類の作成に対応しています。加入内容は保険会社にご確認ください。

E6とE5、U0との違いは何ですか

E6は圧縮機の過電流、E5は圧縮機のモーターロック、 U0は冷媒の不足です。E5とE6はどちらも圧縮機まわりで、原因が重なることもあります。 U0は冷媒側の問題なので別系統ですが、冷媒不足のまま運転を続けた結果、圧縮機を痛めてE6に至るという流れは実際にあります。

入れ替えを検討される場合

費用の目安、工事の流れ、営業を止めない施工の進め方を 業務用エアコンの入れ替え・更新工事のページにまとめています。 その場で概算が出せるシミュレーターもご用意しました。