【業務用エアコン】能力早見表・選定ツール どれくらいの能力のエアコンをつければよいのか

業務用エアコンは「畳数」だけで選ぶと失敗します。 同じ広さでも、オフィスと飲食店では必要な能力が2倍以上違うからです。 厨房の熱、人の出入り、機器の発熱、窓の大きさ。これらが空調の負荷を決めます。

このページでは、業種と広さを入れるだけで必要な馬力が分かる計算ツールと、 業種別の早見表を用意しました。 あわせて「家庭用エアコンで足りるのか」という判断基準も掲載しています。

必要馬力の計算ツール 業種と広さを入れると、目安の馬力がすぐ分かります
必要な能力の目安

天井の高さ2.5m前後、一般的な断熱・窓面積を前提とした目安です。 最上階、南向きの大きな窓、天井が高い、厨房の火力が強いといった条件では、 さらに余裕を見る必要があります。正確な選定には現地調査が必要です。

業種別 能力早見表

馬力ごとに、対応できる広さの目安をまとめました。 同じ馬力でも、業種によって対応できる広さが変わります。 ご自身の業種の表をご覧ください。

オフィス・事務所

事務所、店舗事務室、会議室、待合室、診療所の待合など
想定する空調負荷:105〜230 W/㎡

馬力冷房能力目安の広さ
1馬力2.8 kW12〜26 ㎡約 4〜8 坪約 7〜16 畳
1.5馬力4.0 kW17〜38 ㎡約 5〜11 坪約 10〜23 畳
1.8馬力5.0 kW22〜47 ㎡約 7〜14 坪約 14〜29 畳
2馬力5.6 kW24〜53 ㎡約 7〜16 坪約 15〜33 畳
2.3馬力6.3 kW27〜60 ㎡約 8〜18 坪約 17〜37 畳
2.5馬力7.1 kW31〜67 ㎡約 9〜20 坪約 19〜41 畳
3馬力8.0 kW35〜76 ㎡約 11〜23 坪約 22〜47 畳
4馬力11.2 kW49〜106 ㎡約 15〜32 坪約 30〜65 畳
5馬力14.0 kW61〜133 ㎡約 18〜40 坪約 38〜82 畳
6馬力16.0 kW70〜152 ㎡約 21〜46 坪約 43〜94 畳
8馬力22.4 kW97〜213 ㎡約 29〜64 坪約 60〜131 畳
10馬力28.0 kW122〜266 ㎡約 37〜80 坪約 75〜164 畳

物販店・小売店

アパレル、雑貨店、コンビニ、書店、薬局など
想定する空調負荷:160〜180 W/㎡

馬力冷房能力目安の広さ
1馬力2.8 kW16〜17 ㎡約 5〜5 坪約 10〜10 畳
1.5馬力4.0 kW22〜25 ㎡約 7〜8 坪約 14〜15 畳
1.8馬力5.0 kW28〜31 ㎡約 8〜9 坪約 17〜19 畳
2馬力5.6 kW31〜35 ㎡約 9〜11 坪約 19〜22 畳
2.3馬力6.3 kW35〜39 ㎡約 11〜12 坪約 22〜24 畳
2.5馬力7.1 kW39〜44 ㎡約 12〜13 坪約 24〜27 畳
3馬力8.0 kW44〜50 ㎡約 13〜15 坪約 27〜31 畳
4馬力11.2 kW62〜70 ㎡約 19〜21 坪約 38〜43 畳
5馬力14.0 kW78〜87 ㎡約 24〜26 坪約 48〜54 畳
6馬力16.0 kW89〜100 ㎡約 27〜30 坪約 55〜62 畳
8馬力22.4 kW124〜140 ㎡約 38〜42 坪約 77〜86 畳
10馬力28.0 kW156〜175 ㎡約 47〜53 坪約 96〜108 畳

理容室・美容室

理容室、美容室、ネイルサロン、エステなど(機器の発熱が大きい業種)
想定する空調負荷:230〜290 W/㎡

馬力冷房能力目安の広さ
1馬力2.8 kW10〜12 ㎡約 3〜4 坪約 6〜7 畳
1.5馬力4.0 kW14〜17 ㎡約 4〜5 坪約 9〜10 畳
1.8馬力5.0 kW17〜21 ㎡約 5〜6 坪約 10〜13 畳
2馬力5.6 kW19〜24 ㎡約 6〜7 坪約 12〜15 畳
2.3馬力6.3 kW22〜27 ㎡約 7〜8 坪約 14〜17 畳
2.5馬力7.1 kW24〜30 ㎡約 7〜9 坪約 15〜19 畳
3馬力8.0 kW28〜34 ㎡約 8〜10 坪約 17〜21 畳
4馬力11.2 kW39〜48 ㎡約 12〜15 坪約 24〜30 畳
5馬力14.0 kW48〜60 ㎡約 15〜18 坪約 30〜37 畳
6馬力16.0 kW55〜69 ㎡約 17〜21 坪約 34〜43 畳
8馬力22.4 kW77〜97 ㎡約 23〜29 坪約 48〜60 畳
10馬力28.0 kW97〜121 ㎡約 29〜37 坪約 60〜75 畳

飲食店

カフェ、居酒屋、レストラン、バー、ラーメン店など(厨房の熱で負荷が最大)
想定する空調負荷:190〜370 W/㎡

馬力冷房能力目安の広さ
1馬力2.8 kW8〜14 ㎡約 2〜4 坪約 5〜9 畳
1.5馬力4.0 kW11〜21 ㎡約 3〜6 坪約 7〜13 畳
1.8馬力5.0 kW14〜26 ㎡約 4〜8 坪約 9〜16 畳
2馬力5.6 kW15〜29 ㎡約 5〜9 坪約 9〜18 畳
2.3馬力6.3 kW17〜33 ㎡約 5〜10 坪約 10〜20 畳
2.5馬力7.1 kW19〜37 ㎡約 6〜11 坪約 12〜23 畳
3馬力8.0 kW22〜42 ㎡約 7〜13 坪約 14〜26 畳
4馬力11.2 kW30〜58 ㎡約 9〜18 坪約 19〜36 畳
5馬力14.0 kW38〜73 ㎡約 11〜22 坪約 23〜45 畳
6馬力16.0 kW43〜84 ㎡約 13〜25 坪約 27〜52 畳
8馬力22.4 kW61〜117 ㎡約 18〜35 坪約 38〜72 畳
10馬力28.0 kW76〜147 ㎡約 23〜44 坪約 47〜91 畳

※ 冷房能力は業務用エアコンの標準的なラインナップに基づく数値です。 坪数は1㎡=約0.3025坪、畳数は1畳=約1.62㎡で換算しています。 表の広さは目安であり、建物の断熱性能、階数、方位、窓の大きさ、在室人数、機器の発熱量によって変わります。

家庭用エアコンで足りるのか

「店舗が狭いから家庭用でいいのでは」というご相談をよくいただきます。 結論から言うと、広さの問題ではなく、使い方の問題です。

家庭用エアコン
能力の上限
おおむね3馬力相当(約8kW)まで
電源
単相100V/単相200V
想定する使い方
1日の一部を運転。人が寝ている時間は停止
連続運転
長時間の連続運転は想定外
設置形状
壁掛形のみ
業務用エアコン
能力の上限
10馬力以上。組み合わせればさらに大きく
電源
単相200V/三相200V(動力)
想定する使い方
開店から閉店まで連続運転
連続運転
長時間の連続運転を前提に設計
設置形状
天井カセット、天吊、床置、ダクトなど
店舗に家庭用を付けると、こうなります

① 設定温度まで下がらない。 家庭用は「人が数人いる部屋」を想定しています。客席に人が入り、照明と厨房が熱を出す環境では能力が足りません。

② 寿命が極端に短くなる。 連続運転を想定していない機器を毎日10時間以上回すため、2〜4年で故障するケースがあります。 安く付けたはずが、買い替えの回数で高くつきます。

③ 電気代が下がらない。 能力が足りない機器は常に最大出力で回り続けます。効率の良い運転域から外れるため、 適正な業務用より電気代が高くなることも珍しくありません。

④ ブレーカーが落ちる。 台数を増やして能力を補おうとすると、単相の回路容量を超えます。 結局、動力の引き込み工事が必要になります。

家庭用でも問題ないケース

バックヤード、更衣室、小さな事務室、休憩室など、人の出入りが少なく、連続運転もしない部屋であれば家庭用で十分です。 客席や厨房、施術スペースといった「営業に使う部屋」は業務用をお選びください。

いまの機器、能力は足りていますか

上の早見表で、いま付いている馬力と、本来必要な馬力を比べてみてください。 足りていない場合、次のような症状が出ます。

  • 設定温度を下げても、その温度まで届かない
  • 真夏や真冬だけ効きが悪くなる
  • 室外機がほとんど止まらず、回りっぱなしになっている
  • 電気代が同業他店より高い
  • 故障は直したのに、体感が改善しない
「故障ではなく、最初から能力が足りていなかった」というケースがあります

内装工事のときに畳数だけで機種が決められていた、 あとから厨房機器や照明を増やした、席数を増やした。 こうした理由で、設置当初から、あるいは途中から能力不足になっている店舗は少なくありません。

この場合、いくら修理しても改善しません。馬力を上げた機器に入れ替えるのが唯一の解決策です。 配管のサイズも合わせて見直す必要があるため、機器だけ大きくすれば済む話ではありません。

無料でお調べします

能力が足りているかどうか、現地で確認します

早見表はあくまで目安です。天井の高さ、窓の向き、厨房の火力、席数。 実際の必要能力は、現場を見ないと確定できません。 現地調査とお見積りは無料です。「効きが悪い気がする」という段階でもお気軽にご相談ください。

  • 現地の条件を測ったうえで、適正な馬力をご提案します
  • いまの機器が能力不足かどうかを、はっきりお伝えします
  • 馬力を上げる場合、配管サイズの見直しまで含めてお見積りします
  • 営業を止めない夜間・定休日の工事で対応します
  • その場でのご契約は不要です。判断材料だけお持ち帰りください
受付 9:00〜18:00/土日・夜間の工事も承ります

よくあるご質問

馬力は大きめを選んでおけば安心ですか

大きすぎるのも良くありません。能力が過大だと、短時間で設定温度に達して停止し、 またすぐ動き出すという運転を繰り返します。これを発停の繰り返しといい、 機器の寿命を縮め、湿度も下がりにくくなります。適正なサイズが、結果としていちばん長持ちします。

1台にするか、2台に分けるか迷っています

細長い部屋、間仕切りのある部屋、席の配置に偏りがある部屋では、 1台の大きな機器より2台に分けたほうが効きます。 また、2台あれば1台が故障しても営業を続けられます。 費用は上がりますが、飲食店では分割をおすすめすることが多いです。

厨房にもエアコンは必要ですか

厨房は空調負荷が最も高い場所です。ただし、油煙と高温にさらされるため、 一般的な天井カセット形は汚れが早く進みます。 厨房用は天吊形や床置形を選び、客席とは別系統にするのが基本です。 換気(給気・排気)とのバランスも重要で、換気が弱いと冷房がまったく効きません。

いまの馬力はどこで分かりますか

室外機の側面にあるシール(銘板)に型番が書かれています。 型番の中の数字が能力を表しており、たとえば「P80」なら8.0kW=3馬力です。 型番をお伝えいただければ、こちらで馬力をお調べします。

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